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7.172019
30年度補正ものづくり補助金 採択結果について
平成30年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の公募が平成31年2月18日(月)から5月8日(水)の期間で行われました。
30年度補正ものづくり補助金 採択率
平成30年度補正ものづくり補助金は全国で14,927件の申請があり、そのうち7,468件が採択されました。
(採択率50.0%、競争率2.0倍)
平成30年度はFMBコンサルタンツでは、34社様の申請を支援させていただき、28社様がみごと採択されました(採択率82.3%)。
全国 | FMBコンサルタンツ | |
申請件数 | 14,927件 | 34件 |
採択件数 | 7,468件 | 28件 |
採択率 | 50.0% | 82.3% |
今回の公募では、期間中に第一次締切と第二次締切が設けられ、早期審査分については3月に採択結果が発表されました。
第一次締切は公募開始から約一週間ほどだったにもかかわらず、申請者1,111社、採択数332件、競争率は3.3倍と高水準。
FMBコンサルタンツで第一次締切に合わせてご支援したのは5社様で、そのうち4社様が早期に採択されています。
(早期審査で不採択となった1社様は、第二次締切分と併せて行われた再審査で採択されました)。
30年度補正ものづくり補助金 採択結果分析
採択結果を分析してみますと、これまでに比べて全国での採択率が50.0%と高くなっています。
(H29年度採択率55.2%、H28年度採択率39.6%、H27年度全国採択率32.1%)
応募数が前年度の23,467社より大幅に減ったことが要因の一つと考えられますが、その一方で、
提出される申請書のレベルは年々上がっており、今年度の採択者の半数は過去にも採択経験のある企業でした。
採択されている企業の共通点
何度も採択される企業に共通しているのは、加点項目を漏れなく取得していることでしょう。
「経営力向上計画」「先端設備導入計画」「経営革新計画」などの認定をしっかり取得していくことが必要です。
また、公募要領に明記されてはいないものの、「健康経営優良法人」や「地域未来牽引企業」といった国の認定制度を事前に取得しておくことも採択の後押しになっているのではないでしょうか。
今後の動き
今後はこうした加点項目に、BCP(事業継続計画)など新しい制度が加わってくる可能性が高いと予想しています。
7月16日には「中小企業の事業活動の継続に資するための中小企業等経営強化法等の一部を改正する法律」(中小企業強靱化法)が施行され、中小企業の災害対応力を高めようと制度の整備が着々と進んでいます。
こうした新たな制度に関わる動きも注視していく必要がありそうです。
また、今年も2次公募が予定されており、8月までに開始されるとのこと。早ければこの公募でBCP(事業継続計画)が重要な加点項目になってくるでしょう。
FMBでは今後の公募情報を注視してまいりたいと思います。
補助金獲得には、認定支援機関との早期のパートナー契約が重要です。
公募が始まるまでの早い段階から認定支援機関に相談し、購入されたい設備内容や事業内容を話しておくことが補助金獲得の秘訣です。また、補助金の加点となる制度の認定を事前に取得しておく必要があります。補助金申請は余裕をもって早めの準備開始を!
FMBでは採択決定後も万全のサポート体制でご支援します。
補助金は採択されてからの書類作成や手続きが肝心です。
補助事業終了後に補助金を満額受給できるよう、採択から受給時までしっかりサポートいたします。